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Careoth People Stories vol21

- パンフレット・チラシ

誰もが支え合える地域づくりの拠点を目指して

~地域のみんなで認知症のことを理解する取り組み「ゆうゆうcafe」~

介護福祉サービス「ゆうゆう」が地域の方に向けて行っているサービスの一つに、「ゆうゆうcafe」があります。認知症があっても地域の中で穏やかに生活し続けることができるよう、地域のみんなで認知症のことを理解する取り組みで、お茶を飲みながら気軽に話ができる場。大人も子どもも、認知症の方もご家族も、誰でも参加OKなんです。

 4月の第4火曜、福山市新市町の「あびきふれあいプラザ」で開催された「ゆうゆうcafeあびき」におじゃましてきました。福山市周辺の5カ所で行われている「ゆうゆうcafe」の中で、最も参加人数が多いのがこちらなんだそう!

ゆうゆうcafe

受付で名前や希望の飲み物を記入し、参加費100円を支払ったら好きな席へ。10時になると「ゆうゆうcafeあびき」がスタート。今回の参加者は42名です。まずは、スタッフの自己紹介から。「最近、誕生日でした」「髪を切りました」「大好きな宝塚を観に行きます」などプライベートなネタが満載で、会場は温かい雰囲気に包まれます。

ゆうゆうcafe

10時15分頃から20~30分間は、認知症や介護に関するミニ講話。内容は毎回異なり、これまで薬剤師を招いての「薬について」、警察官を招いての「身近に起こる犯罪について」など、さまざまなテーマの講話が行われてきました。中でも「理学療法士による楽しい体操」は、すぐに生活に取り入れられる実践的な内容が大好評だったそうです。

この日のテーマは、「認知症予防につながる食事法」。「ゆうゆう高木」の厨房で働く高岡さんが講師をつとめ、「脳が喜ぶ食べ物」「脳を疲れさせてしまう食べ物」「認知症の予防法」などを教えてもらいました。プロジェクターと紙の資料を使い、ゆっくりと説明してくれるので、とてもわかりやすいです。

 

ゆうゆうcafe

ミニ講話の後は、質問タイムです。「甘いお菓子は脳が疲れると言われましたが、少しは食べていい?」「青魚は脳の働きを助けるそうですが、苦手で…」といった質問に、高岡さんが丁寧に答えてくれます。熱心にメモを取っている参加者も!

 その後は、自由歓談。各テーブルにスタッフが付き、認知症はもちろん、体の悩みや日常の困りごとの相談に乗ってくれます。介護福祉士、ケアマネージャー、理学療法士など、専門職による情報提供や相談支援を受けられるのが心強いです。参加者同士の会話も弾んでいる様子。飲み物とお菓子をいただきながら、おしゃべりに花を咲かせる…まさにcafeですね!

 

参加者に話を聞いてみました。

「ゆうゆうcafeが始まった3年ほど前から、毎月通っています。参加費100円で、飲み物とおやつが付いて、健康の話も聞けてお得。仲間と近況報告し合う、集いの場所になっています」(80歳・男性)

「和やかな雰囲気で、体のことから他愛のない話まで気楽に何でも話せる場所。ミニ講話は、1つでも取り入れられたらと、毎回メモをしながら真剣に聞いています」(88歳・女性)

11時15分頃からは、体操やレクリエーションの時間。イスに座ったままで手や足を動かす、デイサービスで取り入れている体操を行いました。さらに、TikTokで話題の口腔体操も実施。手拍子のリズムに合わせて「寿司」か「好き」を言っていくゲームですが、これが意外と難しく、口腔機能の維持・向上に役立つのだそう。11時30分には「ゆうゆうcafeあびき」が終了。皆さん、「楽しかった」「また来月」と笑顔で帰って行きました。

 終了後、「ゆうゆう上安井」の副ホーム長で、「ゆうゆうcafeあびき」を担当しているYさん(写真中央)にお話を伺いしました。

「ゆうゆうcafeは、認知症の方やそのご家族、地域住民、専門職が気軽に集まり、“居場所づくりの場”を目的として開催しています。大切にしているのは、リラックスした雰囲気の中での交流と学び。『気軽に話せて安心する』『また参加したい』といった声が多く、継続的な参加につながっています。」

Yさんは、どんな想いで「ゆうゆうcafeあびき」に取り組まれているのでしょうか。「認知症になっても安心して暮らせる地域をつくりたいという想いです。一人ひとりが気軽に相談でき、自然につながりが生まれる場になればうれしいですね」。今後の目標を聞くと、「さらに地域との連携を深めながら、参加者の輪を広げ、誰もが支え合える地域づくりの拠点として発展させていきたいです」と熱く語ってくれました。

【ゆうゆうcafe】
時間/10:00~11:30
参加費/100円

誰もが支え合える地域づくりの拠点を目指して ~地域のみんなで認知症のことを理解する取り組み「ゆうゆうcafe」~

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